今回は、翻訳アプリ「PAPAGO」の便利な機能と基本的な使い方をご紹介します。さらに、韓国語で書かれた料理レシピを使って、実際に画像翻訳の精度も検証してみます!
韓国語翻訳なら「PAPAGO」が 一番使いやすい!
韓国での生活では、地元のニュースサイトやマンション内の掲示物など、日々さまざまな韓国語に触れる機会があります。
しかし、そのまま読むのは大変なことも。
そんな時、翻訳アプリを使って手軽に内容を把握できると、とても便利です。
また、韓国語の作文をする際にも、単語や文法の間違いを修正するのに役立ちます。
数多くの翻訳ツールを試してたどり着いたのが「PAPAGO」。
韓国語と日本語の翻訳がとてもスムーズで、自然な表現が得られるのが魅力です。
こんな人におすすめ!
韓国旅行や出張、留学を計画している方や、日韓ビジネスに関わる方にとって、「PAPAGO」は必携のアプリです!
また、「韓国の◯◯をもっと知りたい!」という方にもぴったり。例えば、「好きなアイドルの歌詞を翻訳して意味を知りたい」「韓国の最新トレンドニュースを手軽にチェックしたい」という方にもおすすめです。韓国語をより深く理解したい、そんなあなたの強い味方になります!
それでは「PAPAGO」の機能や基本的な使い方をご紹介します!
PAPAGOの主な機能と使用方法
① 文字入力
翻訳したい言葉を入力するだけで、すぐに翻訳結果が表示されます。コピー&ペーストにも素早く対応!さらに、辞書機能も備わっているため、単語の意味や用法を詳しく調べることもでき、学習にも役立ちます。
② 音声入力
正しい発音でゆっくり話すのがコツ。声をそのまま翻訳できるので、手がふさがっている時にも便利です。
③ 会話入力
1対1の会話でも、お互いの言語を同時通訳。簡単な操作で、異なる言語同士でもスムーズにコミュニケーションが取れます。
④ 画像翻訳
カメラを翻訳したい文字に向けるだけで、リアルタイム翻訳が可能!
また、スマートフォンのカメラアプリで撮影した写真を「PAPAGO」と共有すれば、瞬時に翻訳結果が表示されます。手ブレを気にせず、そのまま保存して情報を共有することもできるので、とても便利です!
まだまだあるPAPAGOのその他の機能
⑤手書き入力
手書きのバッジは普段隠れています。入力画面をタッチすると現れます。
旅先で看板に書かれている単語を見て何の店か知りたいときは、手書き入力して調べることができます。
⑥ メニュー一覧
左上の三本線のアイコンをタッチすると、以下の便利な機能が表示されます。
⑦ ウェブサイト翻訳
翻訳したいサイトのURLを入力するだけで、ページ全体を自動翻訳してくれます。関心のある分野の情報収集に大きな助けになります。
⑧ オフライン翻訳
事前に言語データをダウンロードしておけば、インターネットに接続していなくても翻訳が可能。機内モードや通信環境がない場所でも安心して使えます。
⑨ グローバル会話
旅先でなくし物したときや、薬局で薬を購入したいときなど、日常生活や緊急時のさまざまなシーンを想定した会話フレーズを検索できます。
⑩ 単語カード
基本単語を音声付きのイラストカードで学習できます。楽しく効果的に単語を覚えられるので、韓国語の勉強に最適です。
⑪ 設定
文字サイズや通訳音声どを自分の好みにカスタマイズできます。
⑫ 翻訳履歴
過去に翻訳した内容を保存し、後から見返すことができます。再確認や学習時に便利です。
アプリのダウンロードはこちら👇
Papago-AI-通訳・翻訳アプリ-Google Play
PAPAGOでレシピ本を翻訳する
画像翻訳機能を使って、韓国の料理本を日本語に翻訳してみました。これは画像翻訳の便利さを示す一例です。外国のレシピがすぐに理解でき、料理のバリエーションが増えます!
手順は非常に簡単です。先ほど「画像翻訳」で説明した通り、まずカメラアプリで撮影した写真を共有ボタンから「PAPAGO」に送り、翻訳したものを写真として保存しました。
素材は韓国語のみで書かれた実用書ですが、自動翻訳すると、「レシピ」に関するある程度の予備知識があれば、韓国語が読めない人でも内容を想像できるでしょう。
不自然な箇所がいくつかありますが、これから直していきましょう!
(出典「초간단 집밥 다이어트 레시피/메가스터디BOOKS」)
AI自動翻訳の結果を検証する【韓国語スタディー】
ここから先は韓国語を学習する人向けの内容が含まれています。関心のある人だけ読んでください。
学習者のみなさんへ
翻訳アプリは、すぐに言葉の意味を教えてくれます。でもそれだけでは韓国語がうまくなるわけではありません。
わたしは、特にむずかしい発音を確認したり、作文の間違いを直したりするために使っています。
アプリを「壁打ち」みたいに使うと、自分が何をもっと勉強すればいいのかわかるので、効率よく韓国語を学べますよ!
「PAPAGO」にはとても優秀な辞書機能がついているので、うまく活用して少しづつがんばりましょう!
話を戻します。先ほどの翻訳文のままだと不自然な箇所がいくつかあるのがお分かりいただけると思います。
自然に読めるように手直ししていきます!
「익히다」の意味は「火を通す」
目立つ3か所から直します。
「RECIPE(レシピ)」が「領収書」になっていますね。設定された読み取り言語(ここでは韓国語)以外の言葉(ここでは英語)を処理しきれなかったようです。
「밑동 뗀 표고버솟」はシイタケの下処理工程に使われる慣用表現です。「根を下ろしたシイタケ」では意味が通じません。
「콩나물 익힌 후 밑간하기」の訳文はどうでしょう。「もやしを煮る」というのはどうも違和感があります。
一般的にもやしは「ゆでる」を使います。実際韓国でも「콩나물을 삶다(もやしをゆでる)」というそうです。
ではなぜ、あえてここで「煮る」の意味である「익히다」が使われているのでしょうか。
実は「익히다」には「煮る」という意味の他に、「(十分に)火を通す・熟す」という意味があって、ここではこちらの意味で使われていたことがわかります。
慣用的に使われる表現を直訳した結果、不自然な訳文になってしまうのはこれからのAIが抱える課題のようです。
「塩ひとつまみ」の韓国語は?
「소금 1꼬집」も料理に使う「塩ひとつまみ」意味の慣用表現ですが、「塩1串」と誤訳されました。3行上の「소금 한 꼬집」はちゃんと訳されています。
なぜこうなったのか調べてみると、「一つ」を意味する「한」が数字で
「1」となっていることで「꼬집(つまむ)」を「꼬치(串)」の方言である「꼬지」として認識されてしまったようです。
でもおかげで韓国語の知識を増やせました。日本語でもひとつまみを1つまみとはあまり書きませんよね。ここは「한 꼬집」と覚えましょう。
その他以下の通り訳し直しました。
「콩나물」は「もやし」で統一した。
‐1 「底の厚い鍋」を「底の広いなべ」にした。
‐2 T2大さじ2をさす。
‐1 「(熱したフライパンに)食用油をかける」は「油をひく」とした。
‐2 「黄色くなるように焼く」は「きつね色になるまで焼く」にした。
「ご飯にのせる」は「ご飯に盛り付ける」にした。
料理の「材料」にも翻訳をかけ、不自然なところをすべて直して整えて、韓国料理のマイレシピカードができあがりました。
ここまでは慣れれば20分くらいでできそうです。素材が紙の本でなければさらに作業は簡単になると思います。
これだけでもレシピとして使えますが、テンプレートを使って写真と一緒に配置してできたものがこちらです。
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